日本史、三国志(中国史)を専門とする歴史コラムニスト/歴史紀行作家/随筆家の上永哲矢(うえなが てつや)です。

「始皇帝を求め、秦王国へ」中國紀行CKRM15

■中國紀行CKRM Vol.15「始皇帝を求め、秦王国へ」
映画・漫画「キングダム」で注目される始皇帝の特集号。
メインライターとして特集記事を執筆しました。

10日以上もの現地取材で、秦国のルーツである甘粛省・陝西省をはじめ、始皇帝ゆかりの地、「キングダム」の主人公・信(李信)の故郷と思われる甘粛省天水市などを訪ねたルポ・歴史エッセイを数十ページにわたって特集しています。濃厚な内容です。
主婦の友社 2019.1

<版元の紹介文より>
長い中華文明の歴史の中で、始めて皇帝を名乗った嬴政(えいせい)。兵馬俑で有名な、秦の始皇帝その人です。素晴らしい作品の影響もあり今、日本の若い世代にも嬴政の生きた時代に興味を持つ人が増えています。中国最古の歴史書である史記、その成立より更に数百年前の春秋戦国時代。太公望でも有名な周が東西に分裂してから起きた騒乱は、秦が覇権を握ったことで終結します。その戦果の中に生きていた無数の人たち、嬴政、呂不韋、王騎、楊端和、羌瘣、蒙恬。そして謎の将軍、李信。彼らの生きた時代を想像すると、2000年以上経った今でも、私たちの心は熱くなります。漢の時代、飛将軍と呼ばれた李広の祖先とされる李信ゆかりの地や、秦を建国した嬴姓はじめての領地である秦邑、秦が最初に興ったとされる犬丘を経て首都咸陽まで、春秋戦国時代を終わらせた秦の今を、映画「キングダム」の公開に合わせ、中國紀行CKRM的視点で紹介します。